こんにちは!元雑貨店員の案内人です。
雑貨屋さんにおいてある食器は可愛い&おしゃれなものが多いですよね!
その中でもやはり木のお皿やカトラリーは陶器の中にあると、特に魅力的に見えますし料理も美しく見えるもの。
特に野菜の緑やトマトなどの赤との相性はバッチリなのでサラダは木製食器に盛るだけでキレイです。
最近ではホームセンターやディスカウントショップでも見かけるようになった、木製食器ですが手入れや使い方を一歩間違えると大変なことになってしまいます!
そこで今回は雑貨店員へのお悩み相談で多かった「木製食器の手入れと使い方」についておすすめしたいと思います!
木製食器は【電子レンジ・冷蔵庫・乾燥機は厳禁】
電子レンジや冷蔵庫など急速に温度が上下する所へ入れると変形・割れの恐れがあります。
木は中に空洞や水分がありますので電子レンジで加熱すると膨張し、冷蔵庫で冷やすと収縮します。
これによって水分や空洞のバランスが崩れて変形や最悪はパッキリと割れる恐れがあります。
もちろん、乾燥機も表面が急激に乾燥するのでNGです。
あくまでも木のお皿は食事の際の見た目を良くしてくれる物です。保存や再加熱など料理を入れっぱなしにするのには向いていません!
保存の際はちゃんと保存容器に移し替えましょう!
耐熱ガラス製の保存容器ならそのまま電子レンジで温めて木製食器に移し替えもできます。
スポンサーリンク
木製食器はカビやすい【漬け置き厳禁】
木のお皿でローストビーフを食べたけど、ソースが付いてるから漬け置き・・・と陶器のお皿ならなるところですが、木製食器ではやってはいけません。
木なので水分を含みやすく漬け置きすると膨張したり、乾燥しきらない可能性があります。
乾燥しきらないまま風通しの悪い食器棚に戻したりすると、カビや変形の原因となりますので、使ったら早く洗って乾燥させてあげましょう。
木製食器をカビから守り長持ちさせる2つのコツ
木製食器の最大の敵と言えば「カビ」
自然の物なのでどうしてもカビが発生しますし、陶器と違い漂白剤などを使うと変色してしまいます。
そこでカビから守る2つの方法をお伝えします。
これをするのとしないのとでは大違いです!!
風通しの良い所で保管する
上でも紹介した通り水分を含みやすいので風通しの良い所で保管してあげましょう。
食器棚など扉があるところでしまう場合は出来るだけ前の方においてあげると開けた際に風を受けるのでおすすめです。
お菓子についている乾燥材なんかを近くや皿の上においてあげるだけでも、カビ対策効果があるので試してみてください。
たったこれだけのことですが、食器棚の隅に置くのとでは雲泥の差になります。
木製食器用オイルを塗る
木製食器には最初にコーティングが施されている物がありますが、使っているうちに取れていきます。
- ちょっと色がくすんできた
- 光沢がなくなってきた
と思ったらオイルを塗ってあげましょう。
オイルを塗ることで本体に水の侵入を防ぎ、汚れも落としやすくなります。
木製食器を長く使うにはかなり有効です!
食用油での代用は危険!
たまにこういった質問を受けますが【絶対に】やめましょう。
理由としては
- 食用油は酸化して匂いの原因となる(酸化油)
- 酸化油は木製食器を痛める原因になる
- 酸化油は人体に悪影響を及ぼす
長持ちさせたいのに寿命を縮めてしまっては意味ないですよね?
木製食器が痛むだけならまだしも酸化油は体に悪影響を及ぼしますので、人体にも危険なのでちゃんと専用のオイルを使ってあげてください。
スポンサーリンク
木製食器に「アカシア製」はなぜ多い?
木のお皿で「アカシア製」と言う表記をよく見かけると思います。
アカシアってあんまり聞き馴染みのない品種ですよね?
それもそのはずで、アカシアは近年注目されている木材です。
成長スピードが早い品種なので植林しやすく、木肌は粗いですがしっかり加工することで艶やかな状態になります。
そのため木製商品によく使われるようになりましたので、木製食器にも「アカシア製」が多いというワケ。
「アカシア製はよく見るから粗悪」とかそんなことは一切ありませんので安心してお使いください。
かわいい木製食器はお子さまの食器で人気です
結構気を使う木製食器ですが、見た目の美しさ以外にもメリットがあります。
- 非常に軽い
- 落としたりぶつけても割れにくい
- 違い噛んだりしても安心
- 使い込んでも古さが感じにくい
そう。実はお子様の食器にお祝いのプレゼントとして木製プレートが多く選ばれており、雑貨店ではプラスチックの物と二分するぐらい人気があります。
お子さまの食器はプラスチック製を使われる方も多いと思いますが、子どもがガジガジと噛んでしまって色やプリントが剥げたり、角にぶつけて割れたなんてこともありますよね?
木製食器だと噛んだりしても欠けたりしにくく、使い込んでいくと避けられない色の濃淡もアジになりますし、ぶつけても凹む程度で割れるのは中々レアケースです。
スポンサーリンク
木製食器の使い方のまとめ
- 冷蔵庫・電子レンジ・乾燥機は厳禁
- 漬け置き洗いはカビのもと
- 風通しの良い所で保管
- メンテナンスは絶対専用オイルで
- お子さまの食器に人気
木製食器は陶器やプラスチックに比べ少し気を使う食器です。
しかし、ナチュラルな雰囲気は自然の温もりを感じられるので、食卓を彩る優しい見た目になります。
管理をちゃんとすれば、深い味わいになる木製食器を末永く使ってあげてくださいね!
木製食器の購入はこちらから